千年かのん

 強大な力を持つ神のカード。三枚の神のカードを束ねたものには決闘王の称号と共に、闇の力を得るという。三枚の神のカードを求めて闘う決闘者たち。神のカードを求めて何を願うのか久瀬。その久瀬を追う祐一と舞。三枚の神のカードをその手に束ねるのは久瀬か、祐一か、それとも――

紹介

 遊戯王とKANONのクロスオーバー小説です。世界観としてはKANONの世界に遊戯王の設定を持ってきたという感じです。したがって『遊戯王』のキャラクターは登場しませんが、『神のカード』『千年アイテム』は登場します(何故)。KANONの世界観も遊戯王の世界観も私の手によって著しく変更されておりますのでご注意ください。挙句はカードの効果を原作風にするため変えまくっておりますのであまりツッコまないでください(汗)。基本的にはカードゲームバトルで話が進みます。

 ※大昔に書いた奴なので、なんとカオス以前の環境をベースにしてます。禁止カードばっかりや……。

 FirefoxOperaIE7でレイアウトを確認。

 ※IE6はxml宣言をソースの冒頭にすると、CSS解釈が後方互換モードになるバグがあるため、レイアウトが崩れる。参考

KANONとは……

 昔に大ヒットしたKeyのエロゲーです。発売当時はSS(要するにキャラ使う小説)がやたら流行ってて、この作品はそれに乗じて書いた残骸。

遊戯王とは……

 週刊少年ジャンプに連載されている漫画です。主人公『武藤遊戯』が古代エジプトの遺産『千年パズル』を身に付け、いろいろなゲーム(最近はカードゲーム)で敵と戦うというのが大体のストーリー。作者もまさかエロゲーとクロスオーバーされるとは思わなかったでしょう(汗

 現在は連載終了。お疲れ様です。

で、この作品は?

 エロゲーのキャラで遊戯王ごっこさせてるだけの話です。遊戯王関連の検索ワードで間違ってこられた方や、痛いとかキモいとか思われた方は即お戻りくださいとか言わなくても既に戻ってるかと思われますがご注意ください。ていうか、せっかくここまで読んだんだからオチまで読んでください・・・。オチだけでも可。

更新履歴

  1. CSSのバグ取り終了。
  2. 千年かのん完結。公開(2005-12-8)
  3. 資料集に謎のカードを紹介
  4. 千年かのん第三十三話まで製作(2004-1-29)
  5. CSSファイルを編集し、div.fieldsetでのレンタリングのバグを解消し、横スクロールバーが出る問題を解決。『Firefox1.0』『Opera7.5』で確認。(2005-1-14)
  6. 各ページにlink要素で用語集(資料集目次)を関連付け。(2004-11-23)

本編

第一部・神のカード

第一話『決意』
『相沢祐一』は『川澄舞』とともにカードゲーム『デュエルモンスターズ』の稽古に励んでいた。――それは誓いだった。
第ニ話『アンティルール』
『倉田佐祐理』の持つ三枚の神のカードの一つ――オシリスの天空竜SAINT DRAGON -THE GOD OF OSIRIS。それこそが『久瀬』の狙いであった。神のカードと退学となった舞の復学を賭けて――久瀬と佐祐理の決闘が始まる。
第三話『バーチャルデュエル』
ついに始まった久瀬と佐祐理の決闘。それは神のカードによってカードが実体化するバーチャルゲームだった。佐祐理は久瀬を相手に奮闘するも、慣れないゲームに苦戦をしいられ、そんな佐祐理を相手に久瀬は容赦なく攻め立てる。徐々に追い詰められていく佐祐理に起死回生の一手はあるのか……?
第四話『奇跡を起こすカード』
神のカード召喚に必要な生贄は三体。その生贄をそろえるために佐祐理は大きな賭けに出る。だが、久瀬の容赦ない攻撃にもう後がない佐祐理。果たして彼女は神のカード『オシリスの天空竜SAINT DRAGON -THE GOD OF OSIRIS』を召喚できるのか。
第五話『オシリスの天空竜SAINT DRAGON -THE GOD OF OSIRIS
三体の生贄とともに佐祐理の場に召喚された神のカード『オシリスの天空竜』。だが神のカードを操るにはテキストに浮かび上がった古代神官文字(ヒエラティックテキスト)を解読しなければならないという。古代神官文字に記されたオシリスの天空竜の力とは。
第六話『神を超えるとき』
オシリスの天空竜の圧倒的な力で形勢を逆転した佐祐理。一気に追い詰められた久瀬だったが、ついに神を破る術を見出し、神もろとも佐祐理を倒すことを宣言する。神のカードを倒すための久瀬の秘策とは……?
第七話『失われたもの』
久瀬との決闘の末、倒れた佐祐理。病室を訪ねた祐一は、そこで舞と再開するのだが……。
第八話『声』
佐祐理の精神は深き闇の深遠を漂っていた。沈み行く彼女の精神に語りかける声の主は……?
第九話『運命の歯車』
佐祐理から久瀬について聞いた祐一は、久瀬を問い詰めようとする。一方、オシリスの天空竜を手にした久瀬は残る二枚の神のカードを狙っていた。残る二枚の神のカードを持つ者とは?
第十話『舞との誓い』
夜の校舎で落ち合うことになった祐一と舞。そこで語られる舞の決意とは? そして始まる彼らの戦いのロード――
幕間『Dear 舞』
誕生日を迎えることになった舞。誕生日のプレゼントを何にしようかと相談する祐一と佐祐理は……?
幕間『二月を迎えて~告白』
二月を間近に迎えた昼休み。水瀬名雪は親友の美坂香里を昼食に誘うも、どうも元気がない。心配する名雪とクラスメイトの北川潤。一方、佐祐理は祐一にある思いを打ち明けるが……?
幕間『二月を迎えて~神のカード』
倉田佐祐理の父親から語られる神のカードの謎。神のカードのまつわる悲劇とは? そして久瀬の目的とは?

第二部・千年アイテム

第十一話『新たなるプレイヤー』
闇の錬金術――古代エジプトから伝わる禁断の錬金術の秘法を父から聞かされて知った佐祐理は悪魔と契約しようとする。オシリス神話をなぞり、一弥を蘇らせるために……。
第十二話『新たなるシナリオのプロローグ』
祐一・あゆ・真琴・舞・佐祐理――それぞれがデュエルモンスターでのプレイヤーとしての腕を磨いていくなかで始まる破滅へのシナリオ。そして動き出す新たなるシナリオとは?
第十三話『放課後のゲーム』
名雪の親友でありクラスメイトである美坂香里もまたデュエルモンスターズのプレイヤーであった。カードゲーム研究会の部員である香里とデュエルをすることになる祐一だったが……?
第十四話『破滅へのシナリオ』
天野美汐という少女から聞かされた言葉――「自然の摂理に反する行為は大きな惨禍をもたらす」。真琴も祐一も佐祐理もまた……自然の摂理に反した禁断の行為に手を染めることになるのだった。
第十五話『猫とエジプト神話』
天野美汐から語られる真琴の秘密、天野の宿命。そして――動き出す佐祐理のシナリオ。破滅は避けられないのか?
第十六話『ゲームマスター・ゾーク』
ゲームマスター(ゾーク)となった佐祐理は、7つの千年アイテムを完全なる千年アイテムにするために暗躍する。名雪の精神を媒介にして千年タウクを完全な千年アイテムにし、未来を予知させる――すべては一弥のため。王を決めるゲームを遂行するためにオシリスの天空竜を持つ久瀬の対戦者と舞台を用意するため、ゲームマスターは着々と準備を進めていく……
第十七話『天秤の裁き』
妹、栞の存在を否定した罪の意識に苛まれる香里の前に現れる佐祐理。悪魔のアイテム『千年秤』を渡し佐祐理は囁く。人を洗脳し闇に染めていく千年ロッドを持つ佐祐理の狂気が、香里を禁断の儀式へと手を染めさせてしまう……。
第十八話『負の連鎖‐前編』
神のカードを追い求める男、久瀬。それはいつもいつも自分の上にいる存在である佐祐理への劣等感と圧倒的な敗北感による復讐――それこそが彼の行動原理であった。倉田家の分家である自らの敗北者の血筋を塗り替え、自分こそが神にふさわしい存在となるために――妹さえ利用し、神の力の虜になっていく。暴走する久瀬の狂気が負の連鎖を引き起こし無限の破滅の輪となっていく……。久瀬の過去とは?
第十九話『負の連鎖‐後編』
いじめを受けていた少女、月宮あゆ。クラスメイトである久瀬直美がリーダー格となって陰湿ないじめを繰り返し、あゆの中で徐々に蓄積されていく負の感情。いま、悪魔の千年アイテムが蠢き始める……。一弥を蘇らせるための千年アイテムの生贄を得るために……。佐祐理の狂気が人々を闇の世界へ引きずりこんでいく。
第二十話『少女の記憶』
自らの知らない闇の人格によって引き起こされる児童昏睡事件。その真っ只中にあゆはいた。世間を震撼させる事件にマスコミが騒ぎ立て、さらにあゆ自身が自覚していた闇の人格の存在――あゆは次第に追い詰められていき、そして母親の寿命が全うされた時、彼女の精神は眠りにつこうとしていたが――?
第二十一話『寡黙な人形』
血塗られた惨劇。封印された祐一の記憶。天使の人形、神のカード、連続児童昏睡事件、いまその真実が明かされる。祐一とあゆと名雪を襲った惨劇とは?
第二十二話『闇のゲーム』
佐祐理から渡された神のカード『オベリスクの巨神兵』。暗躍する佐祐理の意思のまま――香里は妹を救い出すために『オシリスの天空竜』を持つ久瀬に千年秤の力で禁断のゲームを執行する。罪を計る天秤。傾ききった時、神獣アミメットに心臓を食われる伝説。敗者の魂を生贄にする血塗られた闇のゲームが幕を開ける。
第二十三話『オベリスクの巨神兵THE GOD OF OBELISK
香里のハンデス戦略を抜け出し、逆転したかに見えた久瀬と香里との闇のゲーム。久瀬は罠カードで墓地に神を封じることに成功し、ゲームを着々と優位にすすめていくが、だが香里の持つ神のカード『オベリスクの巨神兵』の戦慄の力が発動しようとしていた。逆転に継ぐ逆転――天秤はどちらに傾くのか?
第二十四話『千年アイテム』
オシリスの天空竜を召喚した久瀬。だが神は起動しない。動揺する久瀬に現れる佐祐理。佐祐理の告げる真実とは?
幕間『消えた親友たち』
千年リングの針が指し示す先は絶望。闇に消えた親友を探す名雪。そして舞もまた佐祐理に不吉な気配を感じていた。佐祐理のシナリオを止めることはできるのか? そして――また新たなる闇のシナリオが動き出そうとしていた……。
幕間『闇人格』
闇の人格。佐祐理とそして祐一もまた闇の人格が目覚めようとしていた。祐一に目覚めた破滅と混沌を望む狂気に満ちた闇人格が標的に定めたのは――?

第三部・闇のゲーム

第二十五話『希望の光』
佐祐理のシナリオのもう一つのイレギュラー、月宮あゆ。まるで影のない影の抜け落ちた彼女に秋子は希望の光を託そうとしていた。彼女自身が生み出した希望の光に……。そして現れる久瀬に秋子はある提案をするが……?
第二十六話『ゲームの理論』
二枚の神のカードを携え、さらに千年眼の力を得た久瀬と闘うことになったあゆ。あゆの光属性強化デッキの殴りデッキで一見久瀬を圧倒したかに見えたが、久瀬のゲームの理論が確実にあゆを一手ずつ追い詰めていく。勝利の方程式は、このまま久瀬の勝利を証明するのか?
第二十七話『神の領域』
久瀬の罠によってデッキを破壊されたあゆ。畳み掛けるように久瀬は容赦なく神を召喚しようと画策する。久瀬の神のデッキのベールが暴かれる。
第二十八話『見えるけど見えないもの』
久瀬の場に構築された完全無欠なる神の領域。かたやあゆはデッキを破壊され、オシリスの特殊能力によって、攻撃力2000以下のモンスターは瞬殺される状況。勝負をあきらめた時、あゆを励ます友の声。友の力を借りてあゆ、反撃なるか?
第二十九話『ゲームの駒』
佐祐理のおぞましいシナリオ。一弥を蘇らせるための7つの千年アイテムの精製。その計画に川澄舞と倉田佐祐理の父親は、気付きつつあった。一方、闇のゲームによって姿を消した久瀬は、佐祐理と邂逅していた。そこで知らされる真実。権力への強い欲望を媒介とする千年眼を生み出し、そのために作り上げられた佐祐理の駒としての役割――久瀬は、権力者である倉田家に対する憎しみも、権力への欲求も、すべて佐祐理によって植えつけられたことを知る。
第三十話『反則カード』
ゲームマスター。それはゲームの支配者。久瀬とのゲームで、佐祐理の恐るべきカードが牙をむく。敗者の魂を封じ込めた、プレイヤーカードという存在に、久瀬は恐怖する。そして佐祐理は、ついに禁断のカードを召喚する。
第三十一話『人形遊び』
もう一人の闇人格を持つ祐一。佐祐理は祐一に神をわたし、再び神のカードを巡るゲームを再開させる。闇人格である自身の正体を明かし、最初のターゲットに選んだのは名雪だった……。
第三十二話『友(ケネメス)への言葉』
千年リングに宿った闇人格によって、身体を乗っ取られた祐一。標的を名雪に定め、祐一を人質にして闇のゲームを行う闇の人格。敗者を待つのは、永遠の闇世界。ゲームの人格なき名雪は、友のデッキを手にし、祐一との闇のゲームに挑む。
第三十三話『積年の想い。届かぬ想い』
香里のデッキで闇のゲームに挑む名雪。香里が得意としたプレイングで、ハンデス戦術は完全に決まり、祐一の勝利はなくなったかに見えたが……? 一方佐祐理の父親は、佐祐理の部屋で膨大なシナリオの切片を見つける。
第三十四話『最後の戦い』
香里のハンデスデッキを引き継いだ名雪は、祐一をライフ100まで追い詰める。だが名雪は祐一に止めを刺すことができず。躊躇う名雪に、祐一は容赦なく逆襲する。そんな中で引き当てたのは、祐一へのメッセージとなるカード。名雪が伝えたかったメッセージとは?
第三十五話『死者への祈りペレト・ケルトゥ
秋子VS祐一。闘いの地に選んだ場所は、真琴と祐一が最期の時を過ごした場所であった。「あの子は惨禍をもたらしにきた」。真琴が消えたことで、祐一のなかに眠る闇の人格と、佐祐理の一弥の人格も目覚め――皮肉にも天野の言葉は現実となるが、秋子はこの戦いで、真琴のデッキを使うことで、それを否定しようとし……。
第三十六話『母なる水』
名雪が作り、真琴が育んだ思い出の詰まったデッキを携え、罰ゲームを受けて倒れた名雪を救うために秋子が挑んだのは、プレイヤーとモンスターが痛みを共有する祐一との闇のゲームであった。恐怖と狂気の支配する世界で、水デッキの技が冴える。
第三十七話『鈴の音のレクイエム』
祐一の持つ神のカード『オベリスクの巨神兵』。その特殊能力の発動条件は、二体の生贄を捧げること。その鬼神のごとき力を祐一は発動させ、秋子を葬らんとする……。
第三十八話『魂の交差する場所』
秋子が倒れ、悲しみに暮れるあゆ。一方で、王を決める戦いは、最終局面を迎えていた。舞と倉田、あゆ、祐一、そして佐祐理。それぞれの想いと、野望が、交差する。
第三十九話『母なる太陽』
太陽神のカードとオシリスのカードを携え、祐一との闇のゲームに挑んだあゆであったが、何度も何度も蘇る祐一の不死のデッキに、苦戦を強いられる。さらに、祐一の手によって太陽神は墓地に送られることに。神はどちらに微笑むのか。
第四十話『太陽神は沈まないTHE SUN OF GOD DRAGON
太陽神の特殊能力は3つ。そのうちの一つである『ゴッド・フェニックス』を、祐一は発動させる。祐一の場に現れた不死鳥は、あゆの場のモンスターを通さず、さらにあゆのモンスターを焼き払おうとする。精神を焼き尽くされるような太陽神の攻撃で、あゆの生命のともし火は消えようとしていたとき……?
第四十一話『神VS神』
祐一の場にオベリスクが降臨した。だが、負けじとあゆもオシリスを召喚する。かつて同一の人間だったが、善と悪に分かれた二人の戦いは、いよいよ神々の戦いへと持ち込まれた。
第四十二話『ゲーム終了』
月宮あゆから分裂した闇人格のあゆは、オシリスの攻撃を受けて消滅した。祐一は無事なのか? 一方、決闘の場に魔女が現れ、ゲームの終了を宣言する。

最終部・シナリオトーク・ゲーム

第四十三話『罰ゲーム』
7つの千年アイテムを揃え、闇の大神官(ゾーク・ネクロファデス)の称号を得た佐祐理が手にした力は、カードを実体化させるものだった。祐一の魂と倉田の魂をカードに封じた佐祐理は、同じく運命を操る存在である舞と対峙するが……。互いの力が対立し、あまりに世界に影響を及ぼしあうことで、世界が崩壊して行く中、少女たちの最後の戦いが始まる。
第四十四話『封印されしエクゾディア』
舞のデッキは、100%のゼロターンキル率を誇るエクゾディアデッキ。対する佐祐理のデッキは、シナリオ上で敗北したプレイヤーの魂を封じた『プレイヤーカード』を集めて構築されたデッキ。ゲームが始まったが、舞はエクゾディアカードを揃えることができず、初めてこのデッキでゲームをすることになるが……。
第四十五話『悪夢のプレイヤーカード』
佐祐理の持つプレイヤーカードは、封じられたプレイヤーの魂を反映したものだった。カード一枚でゲームを終了させかねないほどの効果を秘めたプレイヤーカードの、その恐るべき力に、舞は愕然とする。
第四十六話『VS一弥』
エクゾディアの降臨により、佐祐理は倒れた。だが、佐祐理の場には、独立したプレイヤーとして、プレイヤー権を持ちゲームに参加する一弥が。佐祐理のデッキを引き継いでゲームを進めて行い、次々とプレイヤーカードを展開していき、とうとう一弥は大邪神を召喚しようとする。
第四十七話『大邪神‐ゾーク』
カードの存在を否定する呪いをかけゲームを否定する反則(アンチ)カードであり、ゲームマスターである佐祐理が操る存在――大邪神ゾーク。佐祐理と一弥の二人は次々とカードを生贄にし、ゾークを倒せる唯一の手段である光の創造神ホルアクティすらも、佐祐理の策略で生贄として消し飛ばされた。光の創造神すら従えた闇の大神官ゾーク・ネクロファデスである佐祐理と、エクゾディアをも抹殺する大邪神‐ゾークを倒す手段はあるのか?
第四十八話『名もなき父親』
佐祐理のシナリオとゲームから除外された存在――佐祐理の父親。一方、同じくプレイヤーカードである祐一のカードに守られ、舞はなんとかゾークの攻撃をしのいでいた。最後のターンを迎え、ゾークの攻撃が迫る中、舞は真名を告げ、父のカードを発動させようとする。シナリオゲームの謎である父の本当の名前とは? そして舞はその名を見つけ出すことができるのか?
第四十九話『倉田家の闇』
父の名を告げたことで、再現される父の記憶。垣間見た父の記憶と共に、一弥の意思は解放された。舞と佐祐理の戦い――二人が互いに設定を書いて進めてきたシナリオゲームが、今、終わりを迎える。
最終話『光の中へ完結する物語』
全てが終わったが、世界の崩壊は止まらない。舞は、死に絶えた佐祐理の精神を蘇らせようとするが……。そして物語は回帰し、二人は思い出の中に還っていく。千年かのん完結。

資料集

カードについて
作中で使用したカードを紹介
神のカードについて
神のカードについての解説
各キャラクターのデッキ
各キャラクターのデッキを紹介
ルールブック
作中の『デェエルモンスターズ』のゲームルールを紹介。OCGとの相似点もまとめました。
謎のカード
謎のカードたちを紹介
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